思い出したかのように映画

2016年10月12日

『君の名は。』

すーんごい流行ってると大抵引いてしまうんだけど、『君の名は。』を少し前に見に行った。
なんで見ようと思ったんだったか…忘れちゃったけど、知り合いが絶賛してて「この人がいいと言うなら見よう」みたいな感じだったと記憶している。
俺は映画自体、滅多に見ない。年に一本見ればいい方。
この新海誠監督の作品も、全然見たことがない。
ついでに言えば、この手のアニメ映画には全く縁がない。

そんな俺には、この映画をどう見ればいいかも正直分からなかった。が、それはどうでもいいことだと、すぐに気付いた。

この映画、とにかく見る人を引き込むのがうまい。
陳腐に分かりやすいという感じもしないし、複雑に入り組んでいるという感じもしないのだけど、とにかく内容に引き込まれる。
それは「誰しもが夢を見る」のと「それを忘れてしまう」という話の軸が、とても共感できるからだろうと思う。
そして「この感覚、他の人には分かんないだろうな」とそれぞれが心の奥で思ってしまうような深いテーマと話の運び方がまた、胸を打つ。

結果、俺は見ながら泣いていた。が、どこに感動したのかは分からない。覚えていないのではなく、分からない。
だからもう一回見たいと思っている。
こういうリピーターも、きっと多いことだろう。

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2015年04月22日

ドラゴンボールZ 復活のF

2週連続で見に行きたい映画が上映される。
1週目はドラゴンボールZの新作、
2週目は北野武映画の新作だ。
というわけで1週目の「ドラゴンボールZ 復活のF」を上映開始2日目に見に行ってきた。

人は誰にでも依怙贔屓してしまうことがあるものだ。意識的にではなく、無意識に。
我々の世代では、それがドラゴンボールだったりスラムダンクだったりすることも多いと思う。
俺のドラゴンボール読み始め見始めは、人造人間編からだった。勿論遡りはしたけど、やはり一番印象に残ってるシーンは孫悟空が心臓病になって人造人間19号に敗れる辺り。
人によってはフリーザ編がピークで、その後の人造人間編以降はつまらないなんて声も聞く。
だから今回、復活の「F」であり、フリーザを復活させたんだろうけど。

ドラゴンボールは人造人間編を経て、魔人ブウ編を終え、連載終了した。
その後ドラゴンボールGTがアニメのみで始まったけど、ブーイングが物凄かった。ここに原作の作者である鳥山明は関わっていないし、ドル箱な作品だったからもうひと儲けみたいな魂胆が見えてブーイングに繋がったんだろう。
見たら面白いとこもあるんだけどね。安っぽい!強引すぎ!みたいなとこもそれぞれあるけど。

そのGTも97年に終わってから何年かして、2chでこのGTについて議論がされているのを見た。バッシングもあれば、賞賛の声もあった。しかし、そんな中で、
「ドラゴンボールが続いてくれるだけで良かった」
という声があったのを今でも鮮明に覚えてる。
そう、そうなのだ。
ドラゴンボールは続いてくれるだけでいい域にある。しかも、絶妙な立ち位置で。
不思議なもので、あれだけ伝説の漫画なのに妙に肩の力が抜けている。Z以降は力が入りがちに見えて、やっぱり適度に抜けている。
敵も味方も強すぎるだろ!という要素があっても、特有のクスッと笑えるイメージのおかげで何だかんだ楽しめるし、今の作品として、そしていずれは思い出としてパッケージされる。
ネット住民に言わせれば「信者だからだろ」と言われるんだろうが、その信者の数が圧倒的に多いのだ。稀有なほどに。

前作の「神と神」ではビルスとウイスの登場で、昔っぽさが増していた。
ドラゴンボールを探して旅をしていた頃の、あのテイストを感じた。
今作も、やはりそのテイストを踏襲してる。その中にZなテイストもあって、中途半端に感じる人もいるだろう。
これは、Zをリアルタイムで楽しんでいた今の親世代に向けた映画なんだろう。中でも、父親へ向けている気がする。
前作もターゲットの世代は同じで、もっとファミリーに向けていた印象だった。

とはいえ、昔の「ドラゴンボール」ではないし、「Z」でもない。ましてや「GT」でもない。
10年以上の時を経て復活したドラゴンボールとしか言いようがない。
好きや嫌いを超えた、ということは好きということだけど、今作も楽しんだ俺は次作があればやはりまた見に行くことだろう。

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2014年08月13日

パンドラ・ザ・イエローモンキー




ようやく購入。
劇場でやっていたのも知っていたけど見に行ってなかった。
なんでかなと思ったけど、思い出せない。忙しくてそれどころじゃなかったのかな。

イエローモンキーを好きになった切っ掛けはドラマ「職員室」の主題歌「BURN」が切っ掛け。
もっと前に好きな歌もあったけど、バンドと曲が紐付いてなかった。
その後に出た新曲、「球根」に期待を馳せていたけど、暗すぎるしエロ過ぎるしで健全な少年だった俺は好きになれなかった。
その後はリカットばっかで、どこから見ても360度シングルな曲を求めてた俺は離れていた。
そして待ちに待った新曲シングル「MY WINDING ROAD」「SO YOUNG」に歓喜。
そんな間のツアーである。当時は回ってたことすら知らなかった。

当時から球根で何かが変わったと感じてたけど、やはり重々しいツアーだ。113本と異常に長かったからなのか、それとも前年にフジロックで叩きのめされたからなのか、理由は一つではないと思う。

ただ間違いなく言えるのは、成功した特権で好き放題やっているということ。そしてそれは必ずしも観客にストライクには刺さっていなかったと思われる。

だからこそ吉井さんは「このツアーは失敗でした」とステージから言い放ったんだろう。

しかし、スタッフも含めたチームでこれだけのツアーを回り、それぞれの家族に問題が起きても完走したことは凄いことだと思う。
だからこそ、軽々しく再結成が出来ないことも、俺には何となく分かる。

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2009年01月05日

UDON

a3d4fc5f.jpg昨日夜更かしして頑張って見たんだけど、物凄く良かった。
もっとシュールな作品だと思っていたけど、熱さはあるし腹は減るしで予想をひっくり返された感じ。
何よりも印象的だったのは主演のユースケ・サンタマリア。
もう、あれが地なんじゃないの?と強く思わせる自然な演技。
最初はアメリカでコメディをやろうとして失敗して帰ってくるとこから始まるんだけど、ユースケって昔バンドやってたり篠原ともえと歌出してたり、かと思ったら司会が凄く上手かったり、でも結局タレントだったりで、何やりたいのか解んなくてあんま好きじゃなかった。でもそれは俺だけじゃなかったと思うんだよね。
キャラも濃いしすぐいなくなると思ってたから、昔はユースケのギャグで笑っても心のどっかでバカにしてたというか。
だけどそう思ってた俺は負けなんだな。
ちゃんと生き残ってるし、今に至るまでユースケの有無を言わさぬパワーを何度も見せ付けられて唸らされた。今やどんな役やっても深みのある人に見える。
なんかね、ほんとその有無を言わさぬパワーをそのまま映画にしたみたいな感じ。始めは周りにちょっとバカにされてるんだけど、それをひっくり返すあの豪快さがまた気持ちいい。
名脇役なトータス松本も、まさに地って感じ。
もともと二人は友達らしいけど、あのままなんだろうな。
泣けるし笑えるし、豪華な人達がチョイ役でいっぱい出てくるから最後まで目が離せない。
あー、讃岐うどんが食いたいです。


そして、いよいよ始まった2009年のお仕事。
久々にONにした7時半の携帯アラームじゃとても起きれないけど。
頑張りますよ。休んだ分、やらなきゃなんない事もたまってるし。



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2008年12月01日

ブタがいた教室。

0b88f273.JPG昨日ちょっと時間があったので、見てきました。映画館は幸福な食卓以来。
重い話だった…感動もあるけど、それは痛々しさを伴った感動。
あれを見て、自分だったらどうするか考えない人はいないはず。

その後はマル秘レコーディング。
良い音が録れた!ミックスが楽しみ。
今週も頑張れます。


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