テレビ

2018年04月14日

やはりZIGGYについて書かないわけにはいくまい。

フジテレビ系番組「アウト×デラックス」にZIGGYの森重さんが出演するというので、リアルタイムで見ながら録画した。
30周年を迎えたZIGGYは元気だ。
メンバーはボーカルの森重樹一さんしかいなくなってしまったけれど、「ロックなイメージで尖ったふりをするのに疲れてしまった」なんて言うようにはなってしまったけれど。
それでも相変わらず派手な見た目と細身な体形、そして唯一無二なあの歌声は健在。

誤解を恐れずに言うと、ZIGGYは運命に嫌われたバンドだったように思う。
80年代末、「GLORIA」で大ブレイクを果たしたのに、その後2年ほどで活動休止。
再開したと思ったらメンバー脱退して森重さんとベースの戸城さんの2人組で活動再開。
強力なドラマーのJOEさんが加わって3人組になったのに、人気が低迷。一気に解散の危機へ。
そこに一度脱退したギターの松尾さんが戻ってくるというドラマチックな展開にも関わらず、バンド内はギクシャクして戸城さんが脱退。おまけにZIGGYの名前をしばらく使えない事態に。
それでもベースに津谷さんを迎えてSNAKE HIP SHAKESとして活動再開。この時に高校生の俺は彼らの音楽にドはまりした。とにかくこの頃、日本で一番カッコいいロックンロールを鳴らしてたのは彼らだと思ってた。ファンクラブにも入って、人生で初めてライブを見に行った。
そして数年後にZIGGY再開。ここから再びスターダムだろと思いきや、SNAKE HIP SHAKESの頃の勢いを徐々に無くしていき、遂には津谷さんが脱退。その後に出た「NOW AND FOREVER」は随分渋くなってしまい、そのまま活動休止。ああもうダメだ…と誰もが思ったはず。
しかし、ここでもZIGGYは終わらない。2010年に復活した際は、ギターの松尾さんの代わりにベースの戸城さんが参加。なんとややこしい歴史だろう。松尾さんも戸城さんも一緒にやればいいのに…と何回思ったか。それは俺以外のファンもきっとそうだったはず。
結成30周年の2014年にもZIGGYは復活した。ネット上では「今回は全盛期のメンバーで復活だろう!!!」と噂されたのに、蓋を空ければオリジナルメンバーは森重さんと戸城さんのみ。しかも何故か戸城さんはサポート。こんな一筋縄でいかないバンド、他にいるんだろうか。
2017年はデビュー30周年だし、きっと復活するだろうとは思ってた。がしかし、復活はしたもののこの時はなんと戸城さんもおらず、森重さん1人のみになってしまった。
これは悲しかった。だって森重さん、ソロもやってるじゃないか…1人でZIGGYは名乗らないでよ。と思った人はとても多かったはず。これを運命に嫌われてると言わずして何と言おう。せっかくのデビュー30周年だというのに。
懐古主義な周囲をよそに、昔は全然出なかったテレビに少しずつ出始めるZIGGY。
ずーっとライブをやり続けてるだけあって、歌唱力はさすが。でもなー…とモヤモヤしたものが晴れないまま、30周年イヤーは後半へ。
その頃から「ZIGGYは自分の青春でした!」という40代司会者芸人の番組なんかに出るようになった。この頃からだろうか。家族の話、子供の話、そして昔の話なんかをするようになったのは。
少し前は気難しいおじさんみたいなキャラだった森重さんの目が活き活きとして、笑顔も増えた。
そんな姿を見たら「あーあ、完全終わったなZIGGY」って思う気がしていた。
しかし、その予想は覆された。
昔ドはまりしてた時と同じぐらい、いやもしかしたらそれ以上にめちゃめちゃカッコ良く見えた。
森重さんは、運命に嫌われたわけじゃなかった。
傍目にも本当に色んなことがあったけど、ロックンロールに振り回されて毒される人生を、自ら選び続けてきたんだ、と思った。ZIGGYなんて捻くれたバンド名をつけただけのことはある。
そして今になって、歌い続けられれば幸せという境地に行き着いたのだ。そこにはいい感じにロックンロールの血が流れてる。

アウト×デラックスで気さくにトークをしようが、スイーツについて熱く語ろうが、優しい父親としての姿を見せようが、ドラえもんの主題歌を歌うだけでロックな空気にしてしまう。
ZIGGYが青春だった40代司会者芸人達も、驚きはしてるだろうけど幻滅はしていないのではないか。
バラエティに出る機会は確実に増えているのに「ああ、この人はずっと歌い続けるんだろうな。ずっとロックでい続けるんだろうな」と先に思ってしまう、不思議さと嬉しさはこの先も消えないだろうなと強く思った夜だった。

最後に30周年イヤーで久々に発売した記念すべき曲をシェア。
この曲本当にかっこいい。


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2016年12月27日

SMAP×SMAP

スマスマが終わった。
生出演がないことは事前に報道されてたから予想通り、だったのか、
それでもサプライズがあるんじゃないかと思っていた節があるから期待外れ、というべきか。
最後の1時間ぐらいしか見てないけど、「SMAPの葬儀」のような空気を感じた。
アナウンサーの番組の進め方は、まるで葬式のそれのよう。
最後の歌収録は、告別式。
エンディングは、精進落としだろうか。

当然ながらメンバーは生きてる。
だが、SMAPは亡くなった。
好き嫌いはともかく、個々であそこまでキャラの立ったグループは、後にも先にも現れないのではないか。
アイドルという枠組みでは、尚更。
別にSMAPじゃなくたって、とっくにやっていけただろうに。
解散発表された時、なんでこんな流れになったんだろう?と思ったけど、このブログへのコメントと、最終回を見て、よく分かった。

ここまでずっと続けてきて、業界の闇みたいなものが見え隠れする年始の解散報道にも、人知れず戦っていた理由は、「SMAPを継続したい愛」しかなかったのだろう。
不仲で解散するのなら、絶対にもっと早かっただろうし。
そうじゃない解散にしても、わざわざここまで重苦しい展開を表面に見え隠れさせなくても良かった。
それでも、続けたかったんだろう。
うまくいかなくて解散後に腫れ物に触れるような存在になったとしても。賭けだったのだ。
森君が在籍していたことを無かったことにされたことも、生放送でネタにするという大きな賭けに出たことがあった。そして勝った。
今回は、負けたかもしれない。
それでも、かっこ悪いとは思う人はいないだろう。
様々な先駆者のSMAPだって、必ずしも勝てるわけじゃない。
負けることだってあるから、みんなのSMAPで居続けたのだ。

dai9101 at 18:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2015年03月22日

「ゴーストライター」

随分と間が空いてしまった。
自分の中で思いがけない出来事の連続で、とてもプライベートでキーボードを叩く気にならなかった。
ようやく落ち着いてきたので、また更新再開しようと思う。

ドラマ「ゴーストライター」を全て見終わったが、とても考えさせられる内容の濃いドラマだった。
あの一連の事件が切っ掛けにはなってるんだろうけど、ドラマには沢山のキャストがゴーストライターを演じている。
それに気付く人はどれ位いるんだろう。
社会には部下の手柄を全て横取りする上司だらけ。
それは一種のゴーストと言える。
そしてある程度はゴーストでいなければならないジレンマがまとわり付くものなのだ。

dai9101 at 16:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2015年01月31日

残念な夫。

独身男性なら見といた方がいい内容。
結婚って、考えてる以上に大変なんだろうな。
コメディにしないと見てらんない、重い内容。
決まって視聴率は振るわないみたいだけど、いいドラマってそんなもんだよな。
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dai9101 at 12:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2014年12月22日

軍師官兵衛

遂に最終回を迎えてしまった。俺が生まれて初めて1年通して見た大河。
最後に天下を狙ったのは史実と違うという声も多いけど、何が史実かなんて分かんないもんな。というかこの展開にしないと大河として盛り上がらないし。

でも、息子長政に対して、自分を超えたと言ったのは素晴らしいフィナーレだなと思う。実際そんなことは言わなかったとしてもね。東軍に勝ちをもたらして黒田家を大大名にしたのは事実だし。
最後にぼけた振りをして、家来の心を長政に移したってエピソードも興味深いけど、それを最終回にやっても微妙だし。

大坂夏の陣で、後藤又兵衛の最期まで描いたのは嬉しかった。
でも、描くなら長政との仲違いまでそれまでに描いておいて欲しかったな。まあ主役が長政じゃなく官兵衛だから仕方ないか。
とはいえ、少し前の歴史ヒストリアでそこら辺を取り上げてたのは、さすがNHK。

来年の花燃ゆも見たい。
やっぱ歴史ものは好きなんだろうなあ。

dai9101 at 01:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!